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●170
季節感(2000/09/20 )

3ヶ月ぶりくらいに風呂に入った。

なにもその間,身体を洗ってなかった訳じゃない。湯船の中に久しぶりに浸かったってことである。

7月,8月,そしてつい先日までの暑さの中で一切身体を洗わないなど,ただでさえオイリーな私は一体どのようになってしまうのだろうか。考えただけでもオ ゾマシイ。

夏場はいつもシャワーだけだ。本当は風呂に入ったほうが疲れが取れるのは分かっている。しかし,あまりにクソ暑いのでスパッと汗を流してハイ終わりと相成 る。

同じようなことで,これまた久しぶりに布団に寝た。なにもズット寝てなかった訳じゃ当然ない。

寝る場所(和室)専用のエアコンはない我が家の場合,ダイニング部分と共用しているがために,どうしても冷房効率が悪く暑くてたまらない。

よって,エアコンの恩恵を一番受けられるダイニングに寝ることになる。その際,ソファーに寝るのも汗をかくし,布団を持ち出してくるのも面倒だ。

面倒なんでフローリングに時下に寝てしまうのだが,竹のラグを敷いているものの,やはりイタイし疲れも残る。しかし,不思議なもので酔っ払いが道路に寝て しまうのと同じ感覚なのか,慣れてくると癖になり,止められなくなっていたのだ。

最近ではエアコンのスイッチも入れることも無くなった。風呂にも入るし,布団にも寝る。

もう秋だ。

これが私の少し歪な季節感。

そう言えば晩飯は秋刀魚だったような気がする。
●169
白と黒(2000/09/07)

例年になく日焼けした。

特に海へ行った訳でもない。なにかしらクダラナイ用事で外に出ている事が多かっただけに過ぎない。元々,黒く焼けない体質で,焼きすぎると赤くなってしま うので,このくらいが丁度いいのかもしれない。

女性は大変なんだろう。男性は特別な人を除いては,焼けることに対してなんら問題はないのだが,女の人はそうもいくまい。夏場は「紫外線カット」「美白」 用品のCMが花盛りで,さぞかしみんな白い肌でいたいのが分かる。

しかし,女性のファッションとしてはどちらが主流なのだろうか。美白とガングロ。どうも両極化されているような気がする。昔は女優さんやアイドルなんかを 真似て流行が生まれていたようだが,最近はどうも違うようだ。

ガングロで茶髪の女優さんがそんな出ている訳でも,人気がある訳でもない。やはり,肌は白く,髪や化粧だってナチュラル派が多い。それなのになぜ。

思うに,「見切り」をつけたのではないかと思う。どうせあんなに白くて奇麗になれないんだったら。中途半端になるより,個性的に見えるし,化粧もナチュラ ルよりも「仮装」級の方が目立つし手っ取り早い。逆に差別化する手段としても有効だから。

この考えは強ち間違っていないのかもしれない。現に,あまり「美しく無い」女性を見かけなくなったような気がする。

いい傾向ではあるが,ダマされないようにしたいものである。

●168
おいしい水(2000/09/04)

車がエンストした。

みるみる水温計が上がったので路肩に止めたのだが,エンジンがかからなくなってしまった。どうやらオーバーヒートのようだ。渋滞の中,エアコンをかけすぎ たためらしい。

確かに暑いとは言え,渋滞中のエアコンくらいでエンストしてもらっちゃ困る。そう言えば,最近はオーバーヒートして止まっている車なんて見かけない。やは り車の性能が良くなったのだろう。

それに引き換え私の車は問題が多い。去年は高速でダイナモ(発電装置)を回すベルトが切れて走行不能になった。普通に乗っててこんなことは,まずは起きな い。さらには,エンジンからオイルが漏れ続けていたり,右後輪が二日連続でパンクしたり,挙げ句にはステレオさえも壊れてしまった。

確かに気を付けて面倒を見ていないのは事実だが,こうも色々あると逆に愛着が沸いてくる。

傷だらけの車の傍らに座り,エンジンがクールダウンするのを待ちながら,夜空を見上げた。街中にしては意外に星が奇麗だった。

なんだか少しだけ得したような気分になった。そして,汗だくになってコンビニへ行きペットボトルを一本買った。

冷えたミネラルウォータを車と分け合う。彼も喉が乾いていたらしく,あっと言う間に飲み干してしまった。

お陰で生気を取戻した彼に乗り込み,ようやく家路につくことが出来た。

まだまだ蒸し暑い9月の夜,本当に「おいしい水」だった。

●167
お土産(2000/08/31)

お土産は買わない方だ。

会社のみんなは休日や休暇を取って遊びに行った時などは,お土産を買ってきたりするが私は殆どしない。

特に理由がある訳でもない。ただ単に忘れているだけもあるのだが,大抵の場合は面倒くさいからである。適当にご当地物でなるべくウマで,それでいて安価で 人数分入っている物。そんなイイ具合のモノは見つけるのは時間がかかる。

折角,休みで会社を離れているのに,所属部署の人間は何人だとか,何がウケるのかとか考えたくもない。

今でこそこんな風だが,以前,若い頃はチョット違ってた。やっぱり,休暇だとか使ってる引け目と皆さんのお土産攻撃に,「やはり手ぶらでは」などと,半ば 強迫観念に囚われて菓子類を買って帰っていた。

可笑しなもので「お土産」の類は,ウマくなくても誰も文句は言わない。当然,タダの代物だから言う訳がない。そこで,ある時からこの社交辞令的風潮を打破 するが如く,マズイものを買ってくるようにした。

見るからにマズそうなモノ。マズそうなモノ。これをチョイスするのは楽しい。全然面倒くさくない。マズイものを文句も言わず食べる同僚の顔を思い描くと, 口元に笑みさえ零れる。

そんな何とも陰険なことも随分やったが,あまりにそんなんばかりだと私のセンスや人格さえ疑われかねない。それで,マトモなお土産を探す方向に回帰したの だが,やはり面倒くさい。

そんな折り,パートさんから「あなたからお土産貰ったことがない」などと突っ込まれてしまった。そう言われた以上下手に買って行くと「言ったから」だとか 「めずらしい」だとか言われそうで,私のお土産不買運動に拍車がかかることと相成った。

しかし,皆からそう思われているのは心外だ。違うのだ。「皆のことを気遣うあまり,つい買いそびれてしまって。」なんて,心にもない言葉を用意している 私。

ケチなのは自分でも分かっています。

●166
重石 (2000/08/21)

通勤用に使っている鞄がある。

鞄と言うより書類ケースに近い。取りたてて何の特徴なく,ただ薄いだけの代物である。厚みのあるモノを入れると収まりが悪いし,何も入ってないと軽すぎる し「ふにゃふにゃ」で持ちにくい。

何が入る訳でもない。何が入っている訳でもない。重要な物と言えば財布と鍵くらいのものか。それでも収まり良く持ち運べるのは,そこに「ゴミ」が入ってい るから。

街で貰うポケットテッィシュ,他愛もない伝達文書,保険の案内,内容不明のFDD,給与明細などなど。これらは溢れかえらない程度に増減を繰り返しなが ら,絶えずそこに留まっている。

そんな中身の無い鞄だが無いと困る。重要な書類を運ぶためではない。持ってないと不自然だから。両手が遊んでしまって,どう立ち振る舞っていいか分からな くなる。これは通勤時に限られる現象で,他の時は逆に持っている方が面倒臭い。不思議なものだ。

要はカバンが無いと落着かない訳で,それがあたかも「通勤している」という感覚を安定させているかのようだ。

このカバンが無いと,特に月曜日の朝などは「会社以外の何処か」に行ってしまいそうな気がする。

満員電車の人々。彼らのカバンの中身なんて知る由も無いが,どれも似たようなものではないだろうか。

通勤鞄。それはきっと,ふらりと何処かへ飛ばされない為の,単なる「重石」なのかも知れない。
●165
配役(2000/08/20)

先週,会社の元トップの人と会った。

なんでも,農園を拓いたとのことで是非遊びに来て欲しいとのことだった。直接,私が招待された訳ではなく,招待された同僚家族に付いていっただけである。

それは見晴らしの良い山腹にあった。眼下に広がる街並み。そこは忙しない世間から隔絶したオアシス。農園と言えば多少大袈裟であるが,会社を退いた年配者 が趣味を楽しむには手頃な大きさなのかもしれない。

しかし,このお人只者ではない。多分70に手が届きそうな年齢であるにも関わらず,一から十まで自分の力でここを拓いたそうだ。勾配緩和の基礎工事から地 固め,小屋の設計・建設,排水管の敷設まで全て。出来栄えも見事である。

実は,元は九州でも最大手の企業の専務まで昇り詰めた超エリート。本当に力のある人を「天下り」とは言わない。我が会社のトップに座られてからの手腕もま た見事であった。

同僚の話によれば,超エリートであったがため,自分でキップを買って電車に乗ったこともないほど天井人。その人がまた何故。

お手製のビールとバーベキューを頂きながら話をしている内に分かってきた。何事にも興味旺盛であり,真摯に前向きなのだ。エリートにありがちな奢りも無 い。絶大なるその人望と持ち前の明るさで,楽しみながら拓かれた姿が目に浮かぶようだった。

そして,清々しい風を感じながら,しみじみとこう言われた。

『人生は学芸会の舞台と同じ。人はそれぞれ只「役」を演じているだけ。専務であった私とホームレスの人にどれ程の違いがあろうか。』

汗だくのランニング姿の紳士が,自分の孫程の同僚の子供とトマト菜園で遊ぶ姿を見ながら,頭の中でニーノ・ロータのあの旋律をなぞった。

それは,主人公がまだまだ生気に満ち溢れている点を除けば,映画「ゴットファーザー」のラストシーンのようだった。

こんな役柄,誰にでもそうそう廻ってくるもんじゃない。

●164
これからも(2000/08/17)

早いもので1年が過ぎた。

洒落で始めたi-mode対応のこらむ茶。対応と言うくらいだからPC版もある。こちらは3年位になるが,はじめは映画評論の真似事がメインであったが, こらむ茶は付け足しであった。いつのまにか,比較的反響のあるi-mode版を継続するが為の「こらむ茶」がメインに取って代わってしまった。

それにしても,相変わらず他愛もない文字の羅列を良くぞ続けてきたものだ。160編。我ながら感心してしまう。日記などを毎日書いている人から見れば驚く に値しないレベルではないだろうが,個人的には半ば信じられない気もするくらいだ。

なにを隠そう,私がまかりなりにも1年以上も継続できたモノはそう多くはない。そう多くはないと書いたものの,生命維持のための生理的諸活動,学校通い, 会社勤めの他に何があるのだろうかと考え込んだりしてしまう。

何の強制も無しに全く自分の意志で続けてきたもの。1カ月とおかず継続してきたもの。タバコ,酒の他に。うーむ。無い。日記だって文字どおり三日坊主だっ たし,好きな映画も毎月観に行っている訳でもない。映画評論も御無沙汰状態。

要は無趣味な何の味気もない人間だということなんだろう。

そんな人間にも応援してくれている人がいたりする。嬉しい限りである。

PC版の初期のころから「こらむ茶」を読んでくれている人。ケータイで毎日読んでくれている人。感謝。
これからも,今までどおり,なんとなく,イイ加減に,書いていければいい。

「読んでくれる人がいる」。嬉しい限りである。
●163
体操(2000/08/12)

夏の朝は早い。

夏休みの朝のお約束事,ラジオ体操。これが今,ピンチらしいのだ。確かに街中では開催する場所も少ないく,やっと見つけて体操やっていると,音がウルサイ と言われてしまう。

これら物理的な問題以前の問題もある。子供が早く起きれない。そのため,予め録音しておいたラジオ体操のテープを使う。寝坊して遅れてきた子供が可哀相だ と言うのだ。

また,お盆期間などは完全に中止する場合もある。これまた,皆勤できないと可哀相だから。なんでも公平にしたがる。これは,小学校も体育大会などで50m 走など競争種目が減っているのにも通じる。はっきりした勝ち負けをつけたがらないのだ。

勉強出来なくても,かけっこや早起きが得意な子はいる。彼らの活躍する場所を奪いさってしまっている。「公平さ」を履き違え,上っ面で仲良しごっこを取り 繕いながら,一方では受験競争などで熾烈な競争をさせているこの矛盾。

○印で一杯になったラジオ体操カードは嬉しかった。みんなの前に立って体操する時は緊張したし,放送が始まる前には友達とのじゃれあった。あの音楽が遠く で聞こえはじめた時は,寝グセ頭と目ヤニ眼で走ったものだ。ラジオ体操とはそんなものではないだろうか。

今でもラジオ体操はやる。会社の朝礼前にやる。違うのは,ハナタレ小僧がおやじさん達に代ったことと,目ヤニがついていない事くらいか。

○印は貰えないが,次長のマトリックス(弾を躱すシーン)みたいな体操は毎回楽しみにしてる。

●162
使用上の注意(2000/08/09)

高校野球が始まった。

甲子園は熱く燃えることだろう。紺碧の空にわきあがる積乱雲。浜風に翻る日章旗。アルプスからの声援は途切れることはない。そんな中,響き渡る金属音。金 属バットの爽やかな甲高いこの音は夏の風物詩として定着している。

この金属バット,これにも種類がある。ソフトボール用,軟式用,硬式用とがあり,さらにジュニア用と一般用がそれぞれある。軟式用のバットで硬球を打とう ものなら一発でへしゃげてしまう。最悪折れたりする恐れもあって,使い道を間違ると危ないのである。

最近,この使い道を完全に間違っている輩が多い。金属バット殺人。このところこの種の事件がやたらと目に付く。高校球児の清々しさとは対極の何とも言い難 い重苦しい事件である。それは,これらの事件の特徴である「身内に対しての行為」であることが,より一層淵の暗いものにしている。

金属バットは野球の道具であって決して武器ではない。竹刀や木刀のように対人間に使う武具でもない。ラケットなどと同じように,球を打ち返すためだけのも のである。

本質は金属バットを凶器にしてしまう狂気が問題なのだろうが,このままでは,使用上の注意にこう書き足さなければならないことになる。

「人を殴打しないこと」

決して使い道を間違ってはいけないのである。

●161
記憶(2000/08/07)

夏真っ盛りである。

学生と言われる人々にとっては夏休みの真っ只中。夏休みが何日から始まるのかさえ忘れてしまった私にとって,もはや関係の無い世界の出来事のようである。

思い起こせば,小学生のころの夏休みは途方も無く長く感じられ,ひたすら遊び暮れていた。確かに,そのころの夏の日の思い出は記憶の中の1ページとつづら れている。しかし,それ以降,中学生以降の記憶は掠れて薄れ,間引きされ今となっては僅かに数行程にやせ細っている。

これは,近い年代になる程顕著である。大人になるにつれ"時間"は加速度的に早くなる。よって,それは記憶の割合にも影響する。5年前の夏,いや去年の夏 さえも何やってたか分からない。

それだけ歳をくったと言うことなのだろうか。いや,それだけではない。ただ単に無駄に時間を貪っていたからではないか。ホント高校生の頃なんか何してたん だ40日間も。あの頃よく思った。「時間はある。あと金と車さえあれば・・」

今の私があの頃の自分にお金と車を与えることが出来れば,今の私の記憶に残るような素晴らしい思い出を作ることが出来たのだろうか。

ある日,一人の冴えないオッサンがやってくる。彼は何故だかお金と車をくれると言う。そして,そのオッサンは未来から来た自分であることを告げる。

差し出されたのは,僅かばかりの金とボロボロの中古の軽。

素晴らしい思い出どころか,衝動的に自殺でもしかねないな。多分。

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