file No.29
イングリッシュ・ペイシェント
1998.1.27
監督・脚本:アンソニー・ミンゲラ
音楽:ガブリエル・ヤール
出演:レイフ・ファインズ, ジュリエット・ビノシュ,ウィリム・デフォー


あのコーエン兄弟の「ファーゴ」を抑えてのオスカー受賞(しかも9部門で)どんな作品なのか。一応オスカー受賞作品なので観ない訳にも行かないだろう。と云うことで観ました。遅れ馳せながら。 
苦手なんだな、このての映画は。要するに不倫物。しかも、大まじめ。さらに、救いようのない結末。その上、地味と来た。 

確かにロケーション、衣装、時代背景の雰囲気、テーマ等見事であり、格調は高そうなのだがイマイチ乗れない。女性の柔肌に見立てた砂漠を、ゆっくりと飛行するオープニングは確かにインパクトがあり作品の性格を現しているが、本編に入れば入るほど乗れない。 

なぜか。ストーリーの構成が気にいらないから。「回想」により物語が進行していくのはいいが、頻繁に現在(映画の本線)へ戻されるので感情移入ができないのだ。 

イングリッシュ・ペイシェント(英国人の患者)が「回想」する物語では、「本人」とその「友人の奥さん」とが不倫の間柄になるのだが、面白いのは二人の間に駆け引きがあるころまで。 

肉体関係になってしまったあとは陳腐なヨロメキドラマ。奥さんが男から「幸せな時はいつ」と聞かれ「今」と答え、「不幸な時はいつ」との問いに「それも今」と答える。まさに、それまで。  

現在に戻れば寝たきりの患者。物語も寝たきり。あまりにも地味・・・・・・・・。  

まんまり、興味が湧かない。これ以上書く気になれない。なにしろ、スクリーンではなくレンタルビデオ(しかも、新作扱いでなく7泊8日扱いになってから)で観たので目玉のロケーションの臨場感も半減しているであろうし、実はずっと通して見ていない(回想から戻るごとにビデオを止めて休憩した。都合、2日かけて見た)ため書く資格もないのだ。 

ごめんなさい。 
  

shima-s@fka.att.ne.jp
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