file No.27
レリック
1998.1.19
監督:ピーター・ハイアムズ 
主演:ぺネロープ・アン・ミラー,トム・サイズモア


おもいっきり「肩透かし」を食らってしまった。まっ、期待もしていなかったんで「肩透かし」とはちょっとちがうのかもしれない。しかし、意外性も何もナイのが腹立たしい。何でまたこんな作品が昨年「スクリーム」(まだ観ていない)といっしょに話題のホラー映画なのか。わからん。 

話は非常に陳腐でご都合主義。出演者にも「華」がない。恐怖シーンの盛り上げ方も今一つ迫力、緊張感にかける。官能美もない。唯一、怪物のSFXが平均以上くらいなもの。 

どこが「33%人間」なのか。せっかくのアイデアが上滑りしている。設定を生かしきる脚本、演出になっていないのだ。もちょっと気をきかせて怪物を人間らしく見せるとか、同化した人間の「癖」が残っているとかしてくれたらな。 

110分と云う長さなのだが、前半部分の野暮ったい話をカットして90分程度の作品にしてスピーディーな展開にした方が断然いい。特に導入部分は観ている方がはずかしいくらい何の新しさもない。こまったものである。 
これほど作り手側のセンスやホラーに対する考え方が伝わらない作品が、なぜ「ちやほや」されるのか分からない。劇場公開せずに「未公開ビデオ」としてレンタルをするのであれば納得もするんですがねー。 
        

shima-s@fka.att.ne.jp
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