file No.41
エグゼクティブ・デシジョン 1998.3.17 監督:スチュアート・バード 脚本:ジム&ジョン・トーマス 音楽:ジェリー・ゴールドスミス 出演:カート・ラッセル,スティーブン・セガール なかなかのもんです。スティーブン・セガール印の映画はどうも苦手なんですが、この映画はチョット違う。チョットどころではない。セガールどこへ行ったの。まさか、そんな。どうも、カート・ラッセルがメインみたいです。意外。しかし、話はおもしろい。かなり大味なんだけども、ここまで「アクション映画の展覧会」的展開に、つい盛り上がってしまった。 確かにセガールにはカート・ラッセルの役どころは、ちょっと無理。これが、良かったんでしょう。いつものB級路線ではなく、かといってA級ではとうていないんですが好感が持てます。 話自体は「スピード」や「ダイ・ハード」。テロリスト有りの爆弾処理有りの救出作戦、はたまた航空パニック有りで、そこかしこにアクション映画のエッセンスが感じられます。もう、テンコ盛り状態。なのに、モタレないしベトツカない。非常にスピーデーな展開で、話しの流れ的には無理を感じない?。それは、あくまでも「流れ的」にであって、ご都合主義な面がないわけじゃないんだけど「まぁ、いいや」ってな感じにさせてくれます。 そんなこんなでラスト。よくやるよ全く。「スピード」のラストに相通ずるものがあります。そして、手放しでの歓喜。「おいおい、そりゃないぜ」。かなり死んでるんだよ、人が。 なんか、ひっかかる。ちゃんとセリフもあって、話にもからんでいる「普通は死なない」映画の約束ごと(そんなん、あるのか)に保護されていそうな人物(あー、うまく言えないけど、ここで登場するスチュワーデスの一人や副操縦士、警察官など)。とにかく「いい人」があっさり死んでいるのにだ。 よくあるラストシーンにそうも考えたが、ひょっとするとこれも狙いか?。そうであれば相当高度な次元の皮肉だと思う。でも、まさかね。
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