file No.42
ロング・キス・グットナイト
1998.3.7
監督:レニー・ハーリン
脚本:シェーン・ブラック
出演:ジーナ・デイビス,サミュエル・L・ジャクソン

「ロング・キス・グットナイト」です。この映画の予告編には笑わせてもらいました。ドッカン、ドッカン爆発するは、窓を突き破り落下しながら銃は乱射するはで「こいつは、すげーや」と思いっきりバカな映画の誕生に拍手を送ったものでした。 

そんな訳で見る気も無かったんですが、「絶対眠くならない映画」をと探していたらこの映画がビデオ化されてたんで、笑わせてもらおうと思わず借りました。      

 意外でした。面白いじゃないの、これ。もっていたほどバカじゃないんだな、レニー・ハーリン。あのお気楽アクション映画「ダイハード2」の監督とは思えない。 

確かに「ダイハード2」も面白かったんですが、かなりおバカで「おいおい、そこまでするかぁ」て云うアクションシーンが盛り沢山で、「うっぷ、もう食べられましぇん」状態でした。それに、前作にはあった細かいディテールなんてのも、まったく無視した大味なものでした。 

さらにはこの映画、本家のジョン・マクティアナン監督による第3作目によって「ダイハード」印を取り消されたごとく、完全に無視される映画となってしまった。 

しかし、今度はおバカではありません。とは云っても普通(?)のアクション映画からするとやはりおバカな面は否めないんですが、今回はシナリオが非常に良いんでかなり救われています。それに、奥さんのジーナ・デービスの見事な演技にも救われています。まさに、内助の功といったところです。 

だだのおバカな映画に終わっていないのは、ジーナ・デービス演じる主人公の女性が過去を少しずつ思い出して行く過程と、誘拐された子供の奪回を通して、自分自身の本質に気づいていくあたりが描かれているところにある。 

意外や意外、十分に楽しめる「眠くならない映画」でした。 
 

shima-s@fka.att.ne.jp
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