file No68
ダイヤルM
1998.11.8
監督:アンドリュー・デイビス
脚本:パトリック・スミス・ケリー
出演:マイケル・ダグラス,グウィネス・パルトロウ,ヴィゴ・モーテンセン

だめだ,こりゃ。やっぱ,マイケル・ダグラス印の映画はドーモ肌が合わん。しかし,中には良いのもあったよな「チャイナ・シンドローム」なんてのは。

最近の彼の作品の印象は「クラブのネオンに照らされたおじさんのポマード頭が薄ら光っている」感じ。良くも悪くも艶っぽい。いいかげん,止めろよ。もっと,落ち着けよ。

この映画に”ヒッチコック風”を求めた私が悪うございました。もう,しません。サスペンスなんて期待しません。だから,もっとカラーを変えてよ。

中身はと言うと,浮気をした妻の愛人を脅迫して,妻の殺害を強する。しかし,強盗を装った殺害計画は失敗,逆に妻が強盗を殺してしまう。その強盗の正体は,浮気相手の愛人じゃなかった。なんて筋書きは面白い。が,しかし,「携帯電話」を使った自分のアリバイ工作や,「鍵」を使ったトリックなんてのは,チットモわくわくしなし,子供だまし。

それに,襲わせるなら凶器が無い場所(台所じゃ色々あるでしょ,包丁とか)を選ぶべき。それに,金はいくらでもあんだから,俺だったら雇うよプロを。挙げ句に,完全犯罪を目論んだ割には,頭に来て自分自身で愛人を刺しちゃう。刑事役デイビッド・スーシェは凄く存在感あるのだけど,ぜんぜん絡まない。どうにかしてよ。ちっとも盛り上がらねーな。

だた,携帯で殺害現場の様子を聞くなんて”悪趣味”行為は,割と気に入った。だれか,もっとましな映画で使ってみてほしい。

それに,妻役のグウィネス・パルトロウは可愛くていいね。この人が持ってる清楚な感じが,観客をどうにか最後まで眠らせずに,映画を見せきっているんだろうな。
 

shima-s@fka.att.ne.jp
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