file No67
マスク・オブ・ゾロ
1998.11.7
監督:マーティン・キャンベル
脚本:ジョン・エスコウ,テッド・エリオット,テリー・ロッシオ
出演:アントニオ・バンデラス,アンソニー・ホプキンス,キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

アントニオ・バンデラスです。「デスペラード」は最高でした。スバル「フォレスター」のCMでは,誰か解らんくらいになっちゃって,UFOなんか追いかけてちゃダメ。やっぱ,バンデラスはハードじゃなきゃ。というわけで,”ゾロ”なんで見ました。

うひょー,タイトルバックが凄い。”Z”だなんて。臭い!。これは,「デスペ・・」以来のはまり役か?なんて思うのもつかの間。

何か違う。体型も風貌(マスクの下の目)違う。蓋を開ければ,ホプキンスおじさん。名優の演技は凄いんですが,あのオヤジがあの俊敏な動きをするとは,とうてい思えないし無理がある。初代ゾロなんだそうである。

ホプキンス”ゾロ”は登場から間もなく,妻を殺され娘を奪われる。そして,奴隷として囚われの身に。ここまでは,活劇ありの,格調高い文芸調で展開する。おや,バンデラスはどうした。早く絡んでくれ。テンポが・・・。

そして,やっとバンデラスが登場するのは20年後。年老いたホプキンス”ゾロ”がバンデラスに剣の手ほどきをする。ここはまるで,オビワン・ケノービとルークみたいで面白いのだが,あっという間に50年分位の剣術を教えちゃう。ハイ,2代目”ゾロ”の出来上がりってな感じ。おいおい,そりゃないぜ。いくら筋がいいったって10分ぐらいじゃダメ。俺でもなれる。

あとは気品とか言っちゃって,貴族になっちゃう。ボロがでるぞ普通。話なんか解らんだろうに。そして,ホプキンスおじさんの”奪われた娘”とのラブラブダンス。どこで覚えたっちゅーんじゃ。

とまぁ,寄り道が多くて,ハッキリ言うとトロイ演出。全くスピーディーじゃないんだな。2時間20分は長いよ。活劇なんだろ。もっと,パンパンパンと行かなくちゃ。

でも,まぁその寄り道も何とか見れたのも,ホプキンスおじさんの重厚な存在感と,娘役のキャサリン・ゼタ=ジョーンズのおかげ。

結局,痛快活劇じゃなくって,1本で2度3度おいしい映画って作り。
全て楽しめるかは別として・・
 

shima-s@fka.att.ne.jp
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